紙バンドの仕事を始めてすぐに気が付いた事、それはこの仕事は「紙の仕事」と言う事でした。

私(兎屋店主)の場合、紙代理店9年→製紙会社9年→2002年兎屋創業の流れで、今の兎屋紙バンドです。紙繋がりでよくあるパターンにも思えましたが、まてよ?あまり紙バンドにとらわれていては間違うぞ!と思ったのです。そして改めて紙バンドを眺めて見ると、簡単にその答えを見つける事が出来ました。紙バンドとは紙製品だという事でした。単純ですけどね。

紙製品のすそ野は物凄く広く、印刷物、包装資材、家庭紙、工業製品、など様々で、各種業界、各場面で使われています。でも共通点は一つ(紙を加工する)です。紙バンドも同じです。

手芸用紙バンドの仕事をするという事は、紙バンド業界からの影響を受けるという事ですが、あまり紙バンドにとらわれると新参で資金のない兎屋は跳ね飛ばされるのがオチです。ならば他の取り組みをして行くべきで、そのカギとなるのが「原紙」だと考えました。

また、紙バンドに使用する紙のうち、カラー原紙は愛媛県四国中央市のたった2社の製紙会社どちらかの紙が使用されていて、皆さんが使用しているカラー紙バンドをたどって行くと、四国中央市の製紙会社どちらかにたどり着きます。


愛媛県と静岡県が日本の紙産地となっています。


紙は日本製でも、チップやパルプは輸入がほとんどです。

ところが紙バンド加工を行う会社は、愛媛県には1社だけで、残り数社はすべて静岡県という形になっています。このあたりにも紙バンド業界のある形が見えるので、新参の兎屋としては、基本の「紙」にこだわりたいと強く思うようになったのかもしれません。

※ちなみに兎屋コレクションカラー紙バンドは強靭な高知県産原紙を使用しています。

そして兎屋が紙にこだわる一番の理由は「紙加工」の場面でスムーズに加工が出来、その結果良い製品が出来上がるか!です。これは印刷・製函・製本・整袋・カッター・スリッター・抜き・など「紙加工」のところで、紙業界の方の取り組みどころとなっているのです。

紙バンドの場合も同じです。良い手芸用紙バンドの生産には紙バンド加工屋さんの技術力や考え方が大いに影響されますが、兎屋は加工を委託する形ですので、加工場面は直接にはタッチしません。しかし兎屋が供給する紙には責任があるという事です。紙は紙バンドにとって命なのです!!!