2019年春も、愛媛県で兎屋コレクションカラー紙バンドの製造を行い、今週月曜日に静岡県の兎屋へ入荷して来ました。令和最初の生産ロットという事です。コレクションカラーの生産は、愛媛県(四国中央市)の紙加工会社さんの都合で、春と秋の2回のみの製造となっています。まぁ小さな専門ショップの兎屋的には、丁度良い生産ロットです。そして今回も2色の新色を仕込んでいました。(※厳密にはらっかせい色は復活色なんですけどね)

今回の新色は①らっかせい色・②いぐさ色ですが、特に互いの色の関係を考えていた訳ではなく、・・・・①らっかせい色はリクエストが多かったので出来るだけ早く復活しようと思っていましたし、②いぐさ色は、兎屋としては持って置かなければならない色だったのです。

まだ兎屋が神奈川県で営業していた頃の人気色に「灰みどり」と言うのが有り、売り切れと同時にまた作ろうと思っていたタイミングが、高知県へ移住した頃で、仲良くなりはじめた高知の新しい製紙会社さんにお願いしようと話していました。

兎屋「灰みどり色抄けますか」
製紙「もちろん出来ますよ」
兎屋「この色難しいよ」
製紙「大丈夫です、自信あります」
兎屋「まぁ多少ずれてもいいけど」

しかし、残念ながら色は大きくずれてしまい、その時は「うらじろ」という色名で販売しました。で、それから数年経って、再度抄造をお願いしたけど、また色がずれて、名前を「モスグレー」にしたのです。この辺りの渋くて薄い緑色は難しい・・・・しかし、欲しい色だったのです。

今回のいぐさ色は、灰みどり色に近いとはいえ、その再現には至りませんでしたが、かなりいい感じで仕上がっています。そして相変わらず品質は上々です。それは製造する度にロス品の割合が減っている事でわかります。これは単にロス品・B品が減っているという事ではなく、正規品の品質が上がっている何よりの証拠です。きっと加工現場の雰囲気も良いはずです。ありがたい事です。