極細紙糸を6本並べた極細紙バンド製造は手芸用紙バンドとほぼ同じ工程です。しかし薄紙を細糸にするなど「まぁまぁ難しい」製造となっています。

そこで兎屋はメーカーさんと何回も打ち合わせをしながら、極細紙バンドの品質向上に努めていて、極細紙バンドの「割れ」が最後の問題点となっています。

この「割れ」についてですが、実は極細紙バンドは「光沢」を優先する一方で糸の接着力を犠牲にしています。つまり 光沢>接着 という事です。接着力を増そうとすると折角の「光沢」が減り・・・・・紙バンド作品の魅力が落ちる・・・のは嫌なので、光沢>接着 の方針を選択しています。

しかし「割れ」を何とか出来ないか?とメーカーさんと打ち合わせ会議をしている時、メーカーさんから教えて貰ったのが「トップコート」を利用した修復でした。

そして試しに「割れ」箇所にトップコートを塗って見た所、きれいに修復されたのです。その後、暫くするとトップコートは乾燥し、匂いも消えるので、極細紙バンドをお使いの時「割れ」が有りましたら、トップコートで修復して見て下さい。

 

【トップコートで「割れ」補修をする時の塗り方例】

  1. 「割れ」部分にトップコートを薄めに塗り極細紙バンドをピンと張るように糸の並びを整えます。
  2. 親指と人差し指ではさんで糸どおしが付くように軽くしごきます。
  3. 塗る時は指ではなく、付随の筆を使うときれいに修復できます。
  4. トップコートをたっぷり付けすぎると白濁したりした極細紙バンド本来の美しさを損ないますので御注意下さい。

 トップコートによる「割れ」の簡単修理(pdf): こちらへ