兎屋で販売している手芸用のクラフト紙バンドは「くらふと」と「クラフト」の2種類あります。同じようなクラフト紙バンドですが、ひらがなとカタカナに分ける事で、加工地域が違う事を区別をしています。要は加工会社が違うだけですが、兎屋コレクションカラー紙バンドを作るラインで作っているので、紙バンドも出来上がりに違いが出ています。但し、原紙はどちらも静岡県産原紙を使っています。

  「くらふと」紙バンド 「クラフト」紙バンド
使用している原紙 静岡県産原紙 静岡県産原紙
紙バンド加工地域 愛媛県四国中央市 静岡県富士市
紙バンド風合い カチッとした仕上り 柔らかめ

※手芸用「くらふと」紙バンドに愛媛県産クラフト原紙を使用していない理由

愛媛県の製紙会社でもクラフト紙バンド用のクラフト原紙は抄造しています。しかし愛媛県では原料古紙の入手が難しく、古紙に比べて高価なクラフトパルプを使わざるを得ないため、原紙価格が高くなるのです。

愛媛県産の100%パルプのクラフト原紙は、食糧庁(2003年に廃止された役所)によって、工業規格で定められていた強度を求められる米袋用に使われていました。いまでもその名残が一部あり、製袋会社からの希望で以前と同じ規格の紙バンドを作っていて、その場合は100%パルプのクラフト原紙を使用しています。

手芸用ではあまり強度を求められないので、安価な古紙を使ったクラフト原紙で「くらふと」紙バンドを作っているのです。古紙入りクラフト原紙の優劣は、その製紙会社が優良古紙をどれだけ大量に、しかも安定して集められるかに掛かっていて、その仕組みを実現出来ている製紙会社は静岡県の1社だけとなっています。