兎屋ホームページの「 兎屋コレクションカラー/愛媛県産」のページ中断あたりの一節に「・・・・強靭な高知県産原紙・・・」と有ります。この強靭な紙(紙バンド用原紙)を作る会社は兎屋が2008年夏に出会った時からお付き合いさせて頂いている高知県の小さな製紙会社の事を言います。


高知県の小規模製紙会社は和紙加工所からの流れが濃厚です。

その製紙会社はサッパリ気質の気持ちの良い兄弟が二人で営んでいます。2008年のある日、2~3言話して、すぐに兄弟の人柄の良さに気が付いた私は、初めての出会いなのに、何年も付き合っているかのように振る舞い、長時間にわたって兎屋の事や紙バンドの事を熱く?話していました。私にはこのような事はまぁまぁあるのですが、あとでその日の事を兄弟に聞くと

・・・・・この人?誰?・・・ だったそうです。汗)

さて、紙バンド用の紙(紙バンド原紙)を抄く為の抄紙機械は丸網ヤンキードライヤー式と呼ばれていてちょっと特別です。まぁ以前は特別ではなく中小製紙会社のマシンとしては普通でしたが、中小製紙会社が淘汰されていくに従い消えつつある形式の抄紙機です。

2017春の新色を準備しました。一番手前のがそれです。写真だと伝わりにくいかもです。

形式の近いものとしてはトイレットペーパーを抄く機械に似ていますが、家庭紙系の抄紙マシンが大型化している中で、昔からある丸網ヤンキーマシンは少数派です。しかも色紙を抄く機械はもっと少なくなっています。

私が高知県で見つけた兄弟の製紙会社は、皆さんがパーマを掛ける時に使うパーマネント紙を主力に抄いている会社で、耐水性と加工に適する引張強度がある紙を作っています。丸網ヤンキーマシンは引張強度のある紙を抄くのに適していますが。

人間にもそれぞれ性格が有るように、機械にも性格があり、兄弟の会社の抄紙機械は「特に強度が出る性質」だったのです。この事は次々と加工が控えている紙バンド製造には大事な性質です。

高知で見つけた強靭な紙は、気の良いい”ごっそう”兄弟が真剣に作ってくれます。私はこれらの事を仲間に説明する時、「奇跡の製紙会社」と呼んでいます。このような製紙会社は世界中探しても無いと私は考えています。断言出来ます!