紙バンド手芸が一般的でなかった時代・代・・「紙バンド手芸の冬の時代」

DNAに「編む」が組み込まれている日本人は、紙バンドでも何かしら編んでいたという事です。しかし冬の時代だったので今のようにカラフルなカラー紙バンドがあるわけでもなく、ひたすら地味な梱包用紙バンドを編んでいたのです。


くらふと紙バンドの良いところは、長く使っていると、いい感じに色が変わる所です。上手に使ってニスなども季節ごとに塗りながら使っていくと、飴色になって行きます。

でも、中には色を求める人もいたという事で、どうしたかと言うと、あとから色を「塗った」のだそうです。クラフト紙の梱包用紙バンドに色を塗るのはとても難しいというか、糊の層があるので、きれいに塗れない・・・・しかし、「塗った」のだそうです。今ではあまり紙バンドに後から色を「塗った」事など聞きません。冬の時代だったのですね。

さて、紙バンド手芸の基本材料は?と言えば、今でもクラフト紙バンドです。兎屋では、ひらがな表記の「くらふと/愛媛県産」とカタカナ表記の「クラフト/静岡県産」とで区別して販売していますが、使用している原紙はどちらも静岡県の製紙会社のものです。但し、紙バンド加工方法が違うので、紙バンド仕上り時の風合いや編み具合、カゴ・バッグなど完成時の感覚、などに差があります。この差は使って見るとすぐにわかるぐらい、大きな差です。


長く使って貰うには、材料としての紙バンドをちゃんと作らなければならないという事です。これは兎屋の仕事です。

※くらふと・クラフト 紙バンドの原紙について
○流通している手芸用クラフト紙バンドの原紙は、すべて静岡県産です。製紙会社は2社(最近、あと1社静岡県の製紙会社が抄き始めたらしい・・・)です。

○紙に使用する原料は(誰が言い始めたのか?)再生紙100%と言う事になっているようですが、私には意味がわかりません。再生紙?100%?古紙100%?なのか?

○古紙100%と再生紙100%という全く違う基準を、なんとなく同じだと思っている人が多いのだと思います。再生紙?仮に古紙率10%の紙でも再生紙と言うなら、その再生紙で作った紙製品は再生紙100%ですからねぇ。

○愛媛県でもクラフト原紙を抄くことは可能ですが、ある事情があり抄く事は出来るが、値段が高く売れないという事です。