山に上がって行く道は勾配がきつかったのですが、暫くはきれいに草刈りが出来ていて歩き良かったです。これは期待出来るかな?と思いながら登って行くと200m程歩いたところで小さな果樹畑に出ました。そこの畑も来た道同様きれいに整備されていて畑の持ち主さんの人柄が忍ばれました。

4本目枝道のスタートは日当たりのよい山肌を上がって行きます。

果樹園からの道?は自然にヒノキ林へ入って行きました。
果樹園から道は山に入り明るかった風景は一転して鬱蒼とした森の雰囲気です。私の勝手なイメージとして、暫く山を登って高度を稼ぎ、ある地点で峠部に回り込んで山を越え、後はダラダラ下って行く・・・・という峠越えイメージでしたので、樹齢40年位のヒノキ林を見ても、それより前の時代、当時あっただろう雑木樹林帯を想像しながら斜面を登って行きました。

行けども行けどもヒノキ林。この時点ですで「道」は無し・・・・・

突然現れた「道」らしき地形・・・・・?取り敢えずたどって見ました。
しかし勾配はだんだん急になって来ました。(暫く高度稼ぎ・・・・)も充分やっていると思うのですが、なかなか(等高線にそって回り込むルート)が出て来ません。ひたすら人気のないヒノキ林の急斜面をゆっくり登って行くのです。・・・・・おかしいぞ・・・・・と、いきなり横切る道?らしき地形が現れたのです。そこで暫くその「道」を歩く事にしました。ところでヒノキ林は不気味です。急勾配をよじ登っては来ましたが、割と楽なのです。考えられる理由としては下草がほとんどなく竹や笹に侵されシダ類が時々生えているだけ、と言う事は植生がほぼ高木のヒノキで終わっているという事です。その為光は地面に届かず山全体が痩せている印象です。これは終戦後日本の山で展開された植林ブームのなれの果てでもあります。

かなり奥にある炭焼き小屋の後、もう50年も前のものでしょうか?

荒れたヒノキ林。あちらこちらに立ち枯れしたヒノキが目立ちます。
単調なヒノキ林でしたが、途中炭焼き小屋跡を発見、木炭はブナ・カシ・クヌギ・ナラ等の雑木を材料とするので、昔はこの山も雑木で覆われていたのでしょう。雑木とは南国高知県あたりだと葉の堅い照葉樹から一般的な落葉広葉樹で、様々な種類の木々が形成する林は多様な植物を育み、同時に微生物から多くの昆虫~小動物までが生息する気配の多い森ですが、今回歩いたヒノキ林はあまり鳥の声も聞こえない静かな森となっていました。

とうとう山の背まで登ってしまいました。廃道探しは失敗です。

一応頂上まで来ましたが、見通しは悪く木々の間から町と海が僅かに見えただけです。
今回もいろいろ考えさせられる廃道探しとなりました。まぁ廃道自体が社会変化ゆえの産物なので、廃道を探していると現社会が抱える様々が見えると言う事になるのでしょうね。因みに急斜面の上り下りを沢山やったので久しぶりに膝が笑いました。
続く・・・・











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