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兎 : 12歳と3ヶ月

兎屋一家で飼っている兎は「兎屋」の由来の主です。その経緯はこのブログでも何度か書いてありますLink 。ウチでは「う-ちゃん」と呼ばれ、1998年(平成10年)4月、当時住んでいた静岡県富士宮市のペットショップ「ブレーメン」で手に入れたのです。気の強いオスウサギの雑種で1500円でした。

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亡くなる10日前の姿(2010年6月12日17時46分)かなり痩せているのです。


兎を飼う事にした直接の動機は単に庭の雑草取りを兎にLink して貰おうという無知で安易な発想でしたが、すぐに無理だと判り、その時から兎との生活が始まったのです。その後、勤めていた製紙会社を2001年春に辞め、その年の暮れに神奈川県茅ヶ崎市へ引っ越し、藤沢市で「兎屋」を2002年に創業し、2006年(平成18年)年7月からは高知県へ来ています。お陰でいろんな所で様々な事に出会いながら、兎屋と共に生きていたのが「う-ちゃん」でした。


一般に飼い兎の寿命は7~8年と言われています。そして兎の大敵はストレスと言う事です。なのでウチでは出来る限り「う-ちゃん」にストレスを与えないよう気をつけて飼って来ました。5年程前の茅ヶ崎時代、一度ヤバイ事がありました。それは「う-ちゃん」が朝から元気が無く体温も低く息も弱くなった時です。もう駄目だと思いましたが、じっと観察していると血色が良くなった(気が)したのです。そこですぐに獣医さんへ行き一命を取り留めた事がありました。

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食べ疲れて寝ている所です。さすがに12年と3ヶ月は疲れたのでしょう。おつかれさん。


その他ではゴミ袋に足が引っ掛かりビックリして部屋を駆け回っている内に足の骨を骨折した事もあります。獣医さんに依ると、痛いだろうから手術しましょうと言う事で、左脚には針金が入っていました。歩くのが下手になりましたが家の中で飼っているので平気でした。


高知県に来る時は、長い道中出来るだけ楽にしてやりたくて和歌山からフェリーで徳島に渡りました。冷房の効いた船室のペットカゴの中でおとなしくしている「う-ちゃん」に何度も声を掛けていました。その後高知県へ移住した後で一度だけ元気がなくなりましたが、茅ヶ崎時代の症状と同じだったので獣医さんへ行き、頂いた薬を飲ませる事で平常に戻る事が出来ました。


去年頃から確かに元気はなくなっていましたが、11年以上も生きていれば仕方ない事です。去年の秋、ネコが2匹やって来て一緒に生活する事になった時はどうなる事かと心配しましたが、ネコに刺激を受けたのか、逆に元気になってこの冬と春を過ごしました。ネコも兎に慣れてLink 知らんふりをしていましたしね。しかし先月頃からまた元気が無くなり、私が6月上旬の出張を終えて帰って見るとかなり痩せていました。


そしてだんだん歩けなくなり、一日中座布団の上で座っているようになったのです。足は細くなり、たるんでいた贅肉部も落ちてしまいました。しかし食欲はまぁまぁあったので好物の燕麦や果物、野菜、野草を口元に運んでいました。その後も衰弱は進み、水も飲めなくなったので、今度はスポイトで水をやると旨そうに飲んでいました。


「う-ちゃん」が亡くなった知らせはメールで来ました。おとといの昼間、四国中央市に出張をしている時です。いよいよ来たか・・・・・本当は顔を拝みたかったのですが、気温も高いので火葬にする事にしました。生まれた日がいつなのか判らない「う-ちゃん」ですが大体1998年(平成10年)の3月下旬で間違いないようです。ウチにやって来たのが4月で、買って来た時の大きさから判断しています。そして今日まで12年と3ヶ月、兎としては大往生だと思います。


兎として幸せがったかどうかは分かりませんが、少なくとも兎屋一家の中心にいた事は確かですし、私の「兎屋」の原動力になっている事も事実です。一見ひ弱そうな動物ですが、生きて行く為に様々な知恵が自然に備わっているのが兎ですし、特にオス兎は見た目に依らず激しい気性を持っています。戦国武将が兎をモチーフにした兜を愛用した例も多い事は、兎の様々な特性に倣いたいとの想いからです。「う-ちゃん」が亡くなってさびしいですが、それも受け止め、折角名付けた「兎屋」をしっかりした店にしようと、改めて思った次第です。それがなによりの供養だと思っています。

— posted by 兎 at 12:00 pm   commentComment [4] 

この記事に対するコメント・トラックバック [4件]

Up1. GM — 2010/06/26@21:48:38

う~ちゃん、亡くなっちゃったのですね~。
兎屋様の家族になり、幸せだったと思いますよ。
12年3ヶ月も生きたのですから……。

Owner Comment 兎  2010/06/27@10:00:26

GMさんへ
ありがとうございます。高知に来てからは私の寝床のすぐ横が兎スペースだったので、毎朝兎を見ながら起きていました。今も癖でついそのあたりを見てしまいますよ。

3. もりちゃん — 2010/07/08@15:33:49

兎のうーちゃんなくなったのですね。

「兎屋」さんは初めて作った作品のレシピがここだったために「兎屋」は、とっても記憶にのこっているお店です。実際に兎を飼っていたとは・・・と、やられたー感がありましたが、つらいお別れですね。

 私も現在仕事場で魚やザリガニなどのお世話をしたり、家でも金魚がいて命の重さを感じることがあります。小さい生き物なので13年という長い寿命ではなく、何匹も何匹も病気で死なせてしまいます。たった一日一ヶ月でもお世話をすると情がわいてつらい思いをします。自然の中ではなく人間の力で無理やり水槽のなかで飼うことの罪悪感にさいなまれることもあります。

 ましてやかなりの大きさがあり(大きいと存在感が違いますよね)13年となるとかなりつらい思いをされたのではと思います。

 ウサギはストレスに弱いと聞きますので、13年も生きたことは大切に飼われてきた証拠だと思います。しばらくはつらいでしょうが、いつかきっと楽しい13年だったねと笑って話せる日が来ると思います。

 「日が薬」とも言いますので、すこしずつ元気出してくださいね。

Owner Comment 兎  2010/07/09@10:24:33

もりちゃんさんへ
動物にあまり関心の無かった私にとって、この兎との出会いは特別でした。今では兎を見ると立ち止まって眺めるようになりました。とくに一般的な兎が好きで、はやりの毛の長い兎や耳のたれた兎には今でも興味薄です。

東北道の佐野SAには広いスペースに兎が沢山飼われていて(今でもかな?)佐野SAに寄る度にたっぷり見ていました。以前飼っていたヤギの時はお別れした時はショックでしたが、今回の兎とのお別れはそんなにショックではなく、むしろ良い思い出としています。

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