兎の「1957式」 1998年 北海道

パンヘッド唯一の北海道ツーリングの写真は数枚しかありませんでした。
7月24日 金
写真が少ないのでマメに付けている手帳から記憶をたどって見ます。出発は当時住んでいた静岡県富士宮市です。1998年(平成10年)7月24日金曜日、仕事を終えて家に戻りすぐ出発しています。目的地は東京港フェリーターミナル。当時はまだ東京~釧路にフェリーが就航して居たのでした。メモには 富士宮→東京 雨 (夕立3回)とあり、カッパを着て「雨の東名高速」と「渋滞の首都高」を縫って走った記憶があります。
7月25日 土
メモより 終日フェリー
7月26日 日
メモより 釧路港着(和商市場休み) 釧路→阿寒湖9:38→津別→美幌→網走12:56→常呂→佐呂間→紋別→コイル交換→滝上→岩尾内キャンプ場 岩尾内ダムキャンプ場”湖水祭り”

道道713 紋別~中猪滑 突然エンジンが不調になりそのまま道路脇に停車です。
東京港を金曜の夜中出航し、一夜明けてもまだ千葉県沖です。土曜日は日本列島沿いにダラダラ北上し、もう一晩してやっと釧路港に入るのです。釧路到着は朝6時ごろ。30時間以上もフェリーに乗っているとその反動で、到着した日は走りまくるのです。いつも同じパターンでした。しかしこの時は古い1957年式。いつものようにガンガン走っていたら、紋別から西に入った人気のない道道713号沿いの更に人気の無い田園地帯で止まってしまったのでした。
旧車素人としては危ない個所の替え部品と、多めの工具を持参して居たので、(あぁ~ァ)と思いながらも意外に冷静でした。まずどこが壊れたのかな?プラグやタンクをのぞく前に1957式のそばで観察して見ました。静かな田園地帯です。するとかすかに(カチ カチ カチ)と音がするのです。どこから聞こえる?耳を澄ましながらその方へ顔を寄せて行くとコイル付近から聞こえるのです。あぁこれかぁ~・・・何時間も飛ばした為コイルがパンクしたのです。まぁ日本車では考えられない故障です。しっかり交換用のコイルを持参していたので新しいコイルに取り換え、キックするとエンジンが掛りました。

古いメモにはさんであったレシート 今はもうない店です。
体は平気だけど古いオートバイにはキツイ行程でした。そこで気を取り直しゆっくり行く事にしました。途中の滝上町の外れにある農家を改造したカフェで一休み。遅めのランチとコーヒーを頂きました。その後、道道66号を西に向かい上紋峠を越えたら岩尾内キャンプ場です。やっと疲れて来たので誰もいないキャンプ場に泊まる事にしました。・・・・と思ったら夕方近くになると人が増え始めたのです。でもキャンプ客では無いし・・・どうやら広場の方に集まっている様子なので見に行くと(岩尾内湖水まつり)の横断幕が掛っていて、露店も出てにぎやかです。おかげでビールのつまみも夕食もゲット出来、夜は花火を楽しめました。
7月27日 月
メモより 岩尾内7:00→士別7:45→旭川(ノースブロスにてコイル購入)→富良野 昼、三日月食堂/富良野市
一夜明けて、さてどうしよう・・・・本当はもっと北へ行く積りでしたが、またコイルが逝くと困るのでコイル調達のため旭川市のショップに行く事にしました。目当てはノースブロスと言う店です。以前1995式で北海道へ行った時、仲間がオイルを買うと言う事で一緒に行った記憶が有ったのです。で、コイルを調達すると気が楽になり、怠けたくなったので北上はやめて中富良野のキャンプ場へ行きました。中富良野駅すぐ近くの森林公園キャンプ場は過去何回も行っているなじみのキャンプ場なのです。(残念ながら今は閉鎖されているようです)
7月28日 火
メモより 雨 中富良野
7月29日 水
中富良野町→旭川→深川→北竜→雨竜(給油10:21)→北竜→増毛→浜益→厚田→手稲区16:00頃 夕方(バイク 整備) カメラ破損? O村宅

増毛から国道231で南下、札幌へ向う途中の時間式信号の所でガードマンのおじさんに撮って貰った1枚
前日の雨で飽きていたキャンプ場を朝早く出発し、道道をつないで北竜町のひまわりの里を目指します。観光地に興味は無いですが、その時の気分で走るので観光スポットが目安になっているだけです。なので出来るだけマイナーな観光地を選ぶようにしています。でもマイナー観光地は頑張っている所もあるので、勉強になります。
その後日本海へ抜ける道は当然道道94号。分岐で迷って雨竜町と北竜町をうろうろし、やっと見つけた道道94号は田舎道道の特徴である、車が少なくて、景色が良くて、路面状態が良いの3拍子そろった気分のよい道でした。特に何が有るわけではないので、観光気分で走るとつまらないでしょうが、私は夏の北海道の道が好き(夏北道)なので、私のとって非日常感のある道を走る事が満足なのです。なので、日本海岸沿いを南下した国道231は並レベルで感動はありませんでした。
7月30日 木
メモより 手稲区(O村)→小樽12:00頃→朝里→定山渓→喜茂別→支笏湖→札幌(大興モータース)→手稲区20:00 O村宅
学生時代の友達宅に2泊させて貰い、一人で札幌市を起点に走ってました。夕方寄ったモータースではぐらついて来た排気管(前)の取り付け金具を作って貰いました。
7月31日 金
メモより 8:00手稲区→小樽 AM10:30→翌AM5:30(小樽→新潟) フェリー泊
8月 1日 土
メモより 6:00新潟港 8:00上越IC 国道18号コイル交換 中郷IC 飯山IC(給油の為)10:11 10:30中野IC 11:40梓川SA1時間休憩 諏訪湖13:31 15:40富士宮着(朝霧大雨)
以上が1998年(平成10年)1957式に依る北海道ツーリングの顛末です。雨で始まり雨で終わってます。笑えるのは新潟上陸後、上越市を走っている時にもう一度コイルがパンクした事です。旭川市で予備のコイルを購入していたので問題は有りませんでしたが、古いタイプをイメージしたコイルは旧車には似合いますが、耐久性に難ありです。今私が使っているのはショベルヘッドのものですが、上越市で交換して以来今までパンクした事は有りません。 以上











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